近くてやや遠い、そんな未来な車 
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 日産が量販する電気自動車『リーフ』(webカタログ)の試乗をしました。
 日産リーフは11月22日にマイナーチェンジが施されました。試乗した車はそれ以前のモデルです。

 当然、キーをひねってブロロロン……とエンジン始動という動作は無いわけで。車が寝ている状態から「走行可能ですよ」状態になるのに機械的振動が無いというのは、なんだか怖いです。これは慣れでしょうかねぇ……。

 「先生! 何が何やらさっぱり判りません!」

インパネは二つに分かれていて、画像には写っていませんが上に独立したUpper Meter(スピードメーター、アシストインジケーターや時計等)があり、その部分とバッテリー残量計(上画像右部分の数字は:「あと117km走れますよ(予想距離)」の意味です)を見ておけば、とりあえずは大丈夫……との事。写真のメーター部分はLower Meterと呼ぶそうです(カタログから抜粋)。

 一番上の○の羅列は、モーターの状況を示しているそうで(後で知った……)。
 画像の中立状態から右へ○が増えていくと、モーターが駆動に「エネルギー使ってるぞ」状態。左側に○が増えると回生ブレーキによって「エネルギー蓄えてるぞ」状態だそうです。
 メーター位置と主張から、ガソリン車のタコメーターのような印象を持ちますけど、実際はちょっと違いますね。

 「先生、コレもどうやって操作したらいいのでしょう……!」
 滅多にAT車を運転しないので、乗るたびに言っているような気がしますが。
ちなみにサイドブレーキは、レバーをちょんと引いて使用します。バイワイヤーで、今やゴキキキとワイヤー引っ張る感触ゼロですな(;´ヮ`)。
 解除に若干のタイムラグ(0.5秒ほど)を感じます。これはMTで操作するより今の自動変速MTの方が遙かに早いのに、それでもラグを感じるのと同じようなものでしょうね。

 運転中の画像は無しです。
 ムーンと静かな音を出しながら走行。……ホントに静かですね……。ここまで自分が発する音がしないのなら、車内で音楽とか聞いても落ち着くかも。回生ブレーキの音もあって、車内で聞こえる音の印象は「ガタンゴトンのレールの音がしない、とても静かな電車」。まったく無音じゃあないのが、いいですね。

 普段運転しているのが小さくて低い車だからか、ミニバンを運転しているような視界です。個人的には右折時に「ピラーが邪魔だなぁ」と思ったのですが、最近の車ってピラー太いですものね。
 乗り心地は……これも普段ガタピシ車に乗っているので、そりゃあ乗り心地良いですよ! 良すぎですよ!!

 電気自動車として現実的にネック部分はやはり車両価格と電池問題ですよね。車両価格は主力機関車種じゃあないゆえ、仕方無いか~ですが。
 電池に関しては、金銭以前にガソリン車の給油時間と手間並にならないと難しいかなぁ……。
 割と行き当たりばったり給油な自分は、出先の手間を考えると「充電時間(急速充電で約30分)&航続距離の短さ」はまだまだ怖いです。上画像メーターの予想航続距離が、少ない運転時間中でも結構変化するのですが、そのときにビクビクするのはその手間と時間に対する恐怖感かと。
 充電スタンドで満タンバッテリーを「ホィ、交換!」カチッと取り付けて即走行可能、みたいなシステムならいいのですけど。

 横浜は他地域に比べて結構な数の充電ポイントがありますが、それでも電気自動車の台数が増えたらすぐ「充電中:満車」状態になる程度でしょう。出先で充電ポイントに駐めて、買い物中に充電……とある程度の計画性あるライフスタイルの人なら問題ないのでしょうけど。出先の駐車場に豊富な充電ポイントがあるのも、あらかじめ知った上で行動しないと。

 裕福そうな家のガレージにリーフが佇んでいるのを、何件か見たことがあります。使用は近所オンリー、遠出をするなら別の車で、という使い方かもしれませんね。

 ガレージで、鼻部分に充電ケーブルが接続されながら居るリーフは、見た目も結構可愛いですよ。
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[2012/11/23 20:46] | [ 日記 ]くるま | トラックバック(-) | コメント(-)
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